格ゲーマーは初心者に手加減しようという話についての自分の考え

はじめに

一部格ゲー地方もまさか学級会Day2が来るとは思わなかったでしょう。

今回は件の人が最初に発したこのツイートを元に
この件について自分の思うところをまとめます

 

話は大きく分けて2種

色々ごっちゃにして分かり辛くなると困るので
前提として格ゲーを元に話してますが、
話の中には対戦ゲー全般として広く絡む部分もあるかもしれません。
そして、話は2種に分けてまとめます
1つ目は「野良とのマッチング」
2つ目は「友達や知り合いとのマッチング」

 

1.野良とのマッチング

格下、格上とのマッチングはロビー以外では基本無い

初狩りもなんも基本ありません
マッチングレートに適した範囲内で、自分に合った相手が選びだされてるのがほとんどだと思います。
ロビーで自分から特定の人に入った場合、単純な腕前の開きはあるかもしれません
最近はポイント、カラー、ランク等の指標もあるので
こりゃやべえぞと思ったら上記を参考にしつつ相手を選びなおしましょう

ぼこぼこにされてるんですけど?

ぼこぼこにされます

ぼこぼこにされたって事は相手は格上じゃん

1割未満の確率でそうかもしれませんが9割近くは誤解だと考えているので説明します
何故ぼこぼこにされても格上ではないのか
まずざっくり版で軽く説明し、格ゲー版でその補足と、
格上でなくてもぼこぼこにできる、される事について書きます

ざっくり版:ジャンケン

ジャンケンで4連敗したとしましょう
相手はジャンケンがめちゃくちゃ上手い格上だと感じられるでしょうか
大体の場合は運だとか噛み合いだと感じると思います。
そう思えるのはジャンケンを構成してるパーツを正しく理解できているからです。

格ゲー版:知らないままでも結果は出る

格ゲーはジャンケンではない、というのは正解なんですが
所謂勝てる手と勝てない手が一生噛み合う事が格ゲーではあります
お互いに手札としてグーしか持っていなくても
出すタイミングによって勝敗が決まったりして
一度勝敗が決まると、最後に勝った方に有利にゲームが展開していくのが格ゲーです
その状態でお互いにずっとグーを出していると、
最初に勝った側が一方的な流れで勝ったりする訳です

何話してるかよくわからないと思うので大好きなゲーム、BBTAGでBボタン(便宜上前述のグーと考えてください)だけ連打してるプレイヤーと
レコーディング機能でBボタンだけ連打してるキャラを戦わせた画面を見てみましょう。

一方的ですよね
でも、相手と自分の手札は共通していて、ボタン連打だけなんですよ
手札の違いはあっても、この最初に勝った方に優位に流れていくようなゲームが格ゲーです
相手が格下でも、自分が別の手札を持っていない場合、ゲームの進み方次第では一方的にぼこぼこにされる事も十分あるわけです

ご理解いただけたでしょうか

凄い荒っぽい説明ですけど、
格上でなくてもぼこぼこにする事はできる説明については以上です
マッチングレートが上がると自然と手札を揃えた相手が増えてきて
勝ったり負けたりもしていきます
つまり、その揺れ動いている位置が自身の実力という訳です

動画のような勝ち方が示すように「攻め側」の動きを練習するだけで
気持ちよく勝ちきれるパターンもあります
なので、格ゲーにおいて初心者におすすめされるのは
「攻め」に関する行動だったりする訳です

本題:知らない人への手加減について

前述の内容から、ランダムマッチングなら手加減不要と考えています
相手が誰かもわからない、実力は多分近い相手に手加減は必要ではないという判断です
ただし、当人が手加減してやりたいなと思う事について否定する事はありません
自分のゲームくらい好きに遊んでください

逆に:知らない人に言外から手加減を求める動きについて

恥知らず以外の言葉がありません
せめて対象となる相手に直接コミュニケーションを取ってください
そうすれば後述の「2.友達や知り合いとのマッチング」と同等の扱いだと考えています
自分も相手も互いの実力を測りきれない状態で特定の流れを切り抜き
「手加減して欲しかった」「手加減が必要」
という言葉を適当に出す事の不誠実さはなかなかのものだと思います
知らない人に何言ってんだという話です


もしかしたら、手加減を求めた相手と比較して
ゲームの知識も腕前も総合的に見ると自分の方が上かもしれないんですよ

野良とのマッチングまとめ

・ランダムマッチングは実力の近い人とマッチングしやすい
・ぼこぼこにされたからと言って格上だと思うのは早計
・どうしても手加減が欲しいならコミュニケーションを
・知らない人に手加減しろという言外の圧を放つ輩は恥知らず

・自身の手加減するしないは自由

 

補足:初狩

この記事の本題とは離れますがあまりにも初狩りガーとかの反応が見受けられたので
もう見ないであろう人の為に追記
もしここまで読んだ人で
「は????初狩りされるんだが???」と思った人は
下記記事の初狩りに関する部分を読んで欲しい

下記記事内 初狩りを知る前に


下記記事内 番外編:交通事故一覧


 

2.友達とのマッチング

友達と一緒にゲームできる幸せ者ならコミュニケーションをしよう

この一言に尽きます
腕前に開きがある事がお互いの共通認識があればよりスムーズかもしれません
「強すぎるからちょっと手加減して!」
でも良いですし
「これってどうすりゃいいの?」
みたいな質問でも良いでしょう

肝は友達と遊んでいる点です
トレモさせろ!も十分コミュニケーションとしては成立するでしょう

格ゲーの手加減は難しい

ただし、というところでひとつ触れておきたい格ゲーの手加減
腕前の開きがありすぎる場合、ボタンを1、2個封じたところで勝てなかったりするのが格ゲーです
詳細は省きますがそういうものだという認識だけ持っておきましょう
手加減してもらってるのに勝てない!は
手加減しただけでは覆りようの無い腕前の開きがあるというだけの話です
なので、意識としては
「勝てないから手加減をしてもらって勝つ」
よりも
「勝てないから手加減をしてもらって差を縮める」
の方が近いものになるでしょう
ここで勝てないなら無理となる場合
相手と話して別の対戦相手を探すのもひとつの手ですし
相手に教えてもらったりするのも有りです

前項にも書きましたが、友達と遊んでいるという点を踏まえれば
大事なのは遊んでいる、コミュニケーションをとっている部分だけです

 

友達と遊んでるけどぼこぼこにされて辛いという場合

それを話せよ
じゃあ話が終わってしまうので、補足程度にですが
自身の考えを開示する事が大事です
相手からすれば腕前は近いと考えているかもしれないので
その後の話やゲーム展開に違いは生まれないかもしれませんが
その場合でもコミュニケーションを取らないよりは良い結果に寄せられると思います

ひとしきり遊んでから
「あいつはぼこぼこにしてきて対戦してて辛かった」
「手加減をしてくれなかった」
みたいな事をSNSで発信する事を滅茶苦茶ダサいと思える人なら大丈夫かと思います

一応気をつけておきたい点としては
友達とのプレイの温度感が近いかは気をつけておきましょう
かたや真剣プレイ目的
かたやパチャパチャしてあわよくば教えてもらいたい
みたいなミスマッチが起きてるかも知れません

友達とのマッチングまとめ

・コミュニケーションをとろう
・格ゲーの手加減はとても難しい
・当人を挟まずださい事はいわんでくれ

 

補足:負け続けるのは辛い

ぼこぼこにされるのがあるあるだとして、負け続けるのは辛いんです!
という人向けの補足です
そらそうよ
というお話で、もし固定のマッチングで常に同じ相手と戦ってる人なら
その人との対戦を一時的でも良いので避けましょう
腕前が近くても、手札の差や噛み合いに致命的なエラーがでてるかもしれません
レーニングモードやCPU戦で自身の手札を補強するような事をしても良いでしょう

ランダムマッチングで負け続けている場合
運が、悪い
とはいえ、マッチングするレベル帯は徐々に下がっていくと思うので
自分と近い人のいる場所まで仕方なしとマッチングを続けていくか
前述のようにトレーニングモードやCPU戦をするのも良いでしょう
後は、自分の成果を見落としていないか気をつけてください

負けがこむと頭がおかしくなりがちで
自分が出来た事も見えなくなります
一回コンボが決められた
試合は負けたけど上手くいったラウンドがあった
練習した事ができた
挙げられる事は様々ですが自分は今どういう腕前で
何ができるのかみたいな事をぼんやりでも把握した上で
実力以上の事を求めていないかを見直すのも振り返りとしては有りだと思います

おわりに

書くと本筋からずれるのでここで書きますが
メーカーも人も初心者には優しくあれ
とは思うものの基本はメーカーが頑張れ、人は自由だ
というのが自分の考えで

手加減は優しさじゃねー!!!!!!!
知らない人を勝手におじいちゃんの位置に置くな!!!!!!!!!!
という事もここで書いておきたい事です

できる事なら、全人類仲の良い友だちと仲良く遊べ
というのが願いで
格ゲー好きという位置にいる自分としては
その中のツールに格ゲーがあって欲しいというくらい

だから格ゲーは衰退したんだよ
周りはこう言ってんだよな~~~とかクソほどどうでも良い話でしたね
同じ切口で話せるジャンルはいっぱいあるんだから格ゲーだけの問題風に話すな

ゲーム自体に求めるべき事
友達なら友達とのコミュニケーション上で処理すべき事を
知りもしない一般プレイヤー層に向けて
しかも察しろ風に求める時点でおかしな話なんですよ

自分が何言ってるかわからないまま発信する事ってよくあるから
件の人が取るような位置に自分も立ったりするかもしれないけど
自分でも気をつけておきたい話だなという振り返りも目的として記事にしました

一緒にゲームできるお友達や仲間は大切にしたいですね!

 

11/07 20:00追記

ちゃんと書いてなかったのでまとめておくと
件の人が考える初心者は強い人にぼこされてる
というのは全くの見当違いで、同等のレベルの相手にぼこされてる
格ゲーは性質上そういう事が起きる

※1.野良とのマッチング - ぼこぼこにされたって事は相手は格上じゃん 参照

と、考えているので
やめていった初心者が物言わぬは当然ですが
相手が同等の初心者であれば、それは勝った側はおめでとうという話
そして、負けるのが辛くてやめていく人を減らすのは
ゲームを作る側が頑張りを見せていく部分だったり
コミュニティから優しくしたいのであれば
そういう事があるんだよと示す事が大切だと考えています。

自分の考えでは初心者同士の戦いでどちらかが一方的だから手加減しろって話にはならないわけです

11/09 追記

初狩りについての項目を初狩りについて話す記事じゃないんですけど?
と思いながら追加

メルブラ記事部分

GBVS記事部分


野良マッチング部分で恥知らずって強めに書いたけど
考えは変わらないものの、言葉は強かったなという気持ちはあり
”配慮”足りんかったかーと思ってます

というところから生まれた諸々の気持ちをゲーミングお嬢様第1話に助けてもらいました

銀座の一等地に建つ超高級スイーツ店のプディングのような
そんなシステムや仕組みを載せた対戦ゲームが求められているのかもしれない

 

知らんけど